保存推進
県立歴史館、特別企画展「茨城の俳諧~芭蕉・蕪村・一茶が訪れた茨城~」を見学
NPO龍ケ崎建物保存会7名+赤レンガ保存実行委員会1名の計8名で水戸の県立歴史館に行ってきました。杉野翠兄関連でわが筑波庵のパネルが展示してある特別企画展「茨城の俳諧~芭蕉・蕪村・一茶が訪れた茨城~」を見学。合わせて常磐大学二村博先生(杉野翠兄研究の第一人者)の講座 「茨城の俳諧」を拝聴しました。この講座により連歌の発祥の地は筑波山であり、俳句は連歌から生まれたということ。茨城の俳諧で杉野翠兄の役割が大きいこと。杉野翠兄は松尾芭蕉の流れを汲む中心的存在であったこと。杉野翠兄の俳句道場である筑波庵の保存を願う私たちにとって、大変有意義な内容の講座でした。
丸山祥三写真集「めくるたび」-光-
廃墟写真家の丸山祥三写真集「めくるたび」2006年発行全国の廃墟を中心としたノスタルジックな写真集です。おもて表紙は竹内農場西洋館。藪に包まれていて一部のマニアから心霊スポットと呼ばれていたころの西洋館です。この写真集は前々から欲しかったのですが、タイトルがやっと分かりAmazonで購入することが出来ました。竹内農場西洋館の2枚の写真の題目は「光」。場所は北関東に遺る100年前に作られた洋館、撮影は2005年冬、と巻末に説明が入っています。ネットも今ほど普及してなく、一般には殆ど知られることのないこの西洋館を、良く見つけたと感心しています。全部で18題の写真集で、丸山氏によると、この中で「光」が一番印象的とのこと。だから表紙を飾っているのも頷けます。ポール・デルヴォーの抽象画のように撮りたかったそうです。
つくば市北条 登録文化財矢中の杜視察
NPO龍ケ崎建物保存会メンバー12名、マイカー3台に分乗し、午前10時龍ケ崎(市民活動センター)を出発し11時に矢中の杜に到着。 ここを管理するNPO法人“矢中の杜”の守り人の中村さんの案内で約1時間ほど本館及び別館を見学。12時30分、館内の一部を借りて取り寄せた仕出し弁当にてランチタイム。 1時から2時までは自由行動で、2時から北条ふれあい館、登録文化財宮本家住宅、国指定史跡平沢官衙遺跡も合わせて見学しました。 矢中の杜は昭和初期から戦後かけて、株式会社マノールの創業者矢中龍次郎(セメント防水剤製造法の発明者)が建てた、近代和風住宅です。豪華絢爛な意匠と発明家矢中氏の実験的試みが感じられます。所有者が矢中氏から一般サラリーマンに代わり、この豪邸の維持管理の資金調達に苦戦するNPO法人“矢中の杜”の守り人さんの頑張りにあっぱれ!!!! 登録文化財宮本家住宅宮本家は宮清という屋号で昭和30年頃まで醤油の製造販売をされました。北条に残る数少ない土蔵造りの店舗で保存状態も良く登録文化財に登録されています。現在も住居とし活用され、プライベート空間ながら、店舗は自由に見学出来るようになっています。 裏庭に回ると、こちらにも立派な土蔵があり、所有者の宮本さんは北条のまちづくりに一役買いたいと、この土蔵をコンサートホールに改造されました。土蔵だから音の響きがとても良く、かつてはウインフイルハーモニーによる五重奏が行われたそうです。定期的にコンサートを開いていましたが、今はコロナ禍でプライベートシアターになっているとのこと。
竹内農場西洋館見学&レクチャー
龍ケ崎市まちづくり・つなぐネット事業 主催:長山地域コミュニティ協議会 × 協力団体:NPO龍ケ崎建物保存会 竹内農場西洋館見学&レクチャー「長山に出現した市民遺産を見学し施主・明太郎の歩んだ道のりを知る」午後1時30分長山コミュニティセンター集合参加者 一般18名(主に長山地区の方)、スタップNPO建物保存会から6名受付にて、本日のプログラム、竹内農場西洋館冊子、NPO会報誌「ほぞん通信」を配布。 第一部は、コミュニティセンターから15分ほど歩いて竹内農場西洋館まで移動。市の許可を得て西洋館の内部も見学。NPOを代表して前田理事長が現地を見ながら40分ほど竹内農場の歴史と西洋館の建築様式について解説をしました。 第二部は長山コミュニティセンターに戻ってレクチャー。島村副理事長が竹内明太郎について、竹内農場西洋館の未来像について熱く語りました。このイベントを企画された長山地域コミュニティ協議会の皆さま、ご参加されました皆さま本日はありがとうございます。今後も、こうした企画の要望がありましたら、NPO龍ケ崎建物保存会はつなぐネットを介してご協力いたします。
深谷視察報告
ホームを降りると必然的に見てしまう深谷駅舎は素敵なレンガ造りで「関東の駅百選」に選定されているそうです。NPO龍ケ崎建物保存会メンバー6名と案内役るみちゃんは駅からレンタカーで移動。まず、旧中山道沿いの、まもなく解体される塚本商店赤レンガ造りの家屋を見学。しっかりと目におさめました。そして、行政主導でまちづくりが行われている七ツ梅酒造跡地には、深谷シネマ、カフェ、食堂、占い店、古本屋などがあり、深谷魅力発信のワクワクする一角となっています。 市街地を見学後は老舗煮ぼうとうで昼食。そして隣接の渋沢栄一生誕地(旧渋沢邸)を見学しました。煮ぼうとうは深谷の郷土料理で、幅の広い生麺を生の状態から煮込んだ麵料理。スープはけんちん汁のような味。意外とボリュームがありとても美味しかった。お店の中には渋沢栄一直筆の書が飾ってありました。その隣というか同じ敷地内?に旧渋沢邸があり敷地内を見学。残念ながら主屋は修復中で見学できませんでした。修復完成は来年の3月までかかるとのこと。旧渋沢邸は渋沢栄一の生誕地に明治28年、妹夫婦によって建てられた養蚕を兼ね備えた建造物です。栄一が帰郷した際に滞在し、寝泊まりしたといわれています。 旧上敷免村に渋沢栄一らが設立した日本煉瓦製造跡地を見学。東京駅舎や竹内農場西洋館のレンガはここで造られました。日本煉瓦製造で造られる煉瓦は上敷免製といわれ当時の日本最高級ブランドでした。跡地には旧事務所(煉瓦資料館)、ホフマン輪窯六号窯、旧変電所、備前渠鉄橋と4件の重要文化財があります。私たち一行が煉瓦資料館に到着すると、深谷市教育委員会の幾島さんがお待ちになっておられました。NPOを代表して私が挨拶と、これまでのお礼を申し上げました。幾島さんには竹内農場西洋館フォーラムの講演や冊子制作でずいぶんお世話になった方です。そして、ボランティアガイドの方と共に館内を案内していただきました。館内には貴重な資料や当時の煉瓦製造を再現したジオラマが展示してありました。ホフマン輪窯は全国で4基しか残っていない大変貴重なものですが、現在修復工事中で、高く聳えている煙突だけは眺めることが出来ました。広大な敷地をぐるりと半周し、備前渠鉄橋を見学に行きました。煉瓦工場と深谷駅間を結ぶ日本最初の専用鉄道線が引かれ、農業用水路(県内最古)に架かる橋が備前渠鉄橋です。なお、専用鉄道線跡はサイクリングロードとして活用されています。 誠之堂・清風亭を見学、そして道の駅おかべで買い物誠之堂は大正5年、渋沢栄一の喜寿を記念して第一銀行(現みずほ銀行)行員の出資によって建設されました。清風亭は大正15年、第一銀行頭取であった佐々木勇之助の古希を記念して誠之堂と同じく行員の出資によるものです。いずれも、平成11年、清水建設の協力を得て東京世田谷区から深谷市に移築された歴史的建造物です。誠之堂は平成15年国・重要文化財に、清風亭は平成16年県指定文化財とまりました。2棟は深谷市の公共施設内に並んで建っています。
古民家民宿「稲敷の家」視察
古民家活用事例の研修として「稲敷の家」を訪ねました。 メンバー8人は龍ケ崎市市民活動センターへ10時に集合し、マイカー2台に分乗し、約30分。江戸崎市街地より2Kmほど龍ケ崎寄りの山の中を道に迷いながら到着。そこには母屋と倉庫を改装した民泊施設が2棟建っていました。オーナーさんの話だと、約600坪の敷地付の古民家を買い取り、全面改装を行い、半年前からキャンプ施設を兼ね備えた民泊を始められたそうです。さっそく施設内を案内していただきましたが、古い部材をうまく活かした改装に凄い!凄い!の連発。薪で沸かす手作りの五右衛門風呂にも興味を惹かれました。インターにも近く、また成田空港や龍ケ崎市駅までの送迎があり、連日宿泊客で埋まっているそうです。お昼は、中国出身のオーナーさん手作りの本格的な餃子と御焼きを腹いっぱいいただきました。とっても美味しかった。今日は見事な古民家の活用例を見せていただきました。
馴馬台地域ひなっこ協議会主催講演会「竹内農場赤レンガ西洋館」
龍ケ崎市まちづくり・つなぐネット事業馴馬台地域ひなっこ協議会主催 NPO龍ケ崎建物保存会協力による、「竹内農場赤レンガ西洋館」と題した講演会が馴馬台コミュニティセンターにて開催されました。一般参加者は20名、ひなっこ協議会から2名、NPO建物保存会から2名、市民活動センターから1名、計25名で会場は満席となりました。講師は当会の前田理事長が務めました。午前10時からはじまり、竹内農場の歴史や、竹内明太郎及び竹内鉱業について、そして今後のNPOの活動について90分間たっぷりお話しすることが出来ました。最後は質疑応答で盛り上がり、厳しい意見もありましたが、的を得ているので、頷くしかありませんでした。この催しを企画されたひなっこ協議会の皆様、参加者の皆様、熱心なご視聴ありがとうございました。
関東ブロック町並みゼミin龍ケ崎
全国町並み保存連盟主催、NPO龍ケ崎建物保存会共催 関東ブロック町並みゼミin龍ケ崎午前10時、女化神社駐車場に集合。(一部竹内農場西洋館)関東一円、特に川越、小川町(埼玉県)、真壁からたくさんの参加者がありました。皆さまから会費500円を徴収し、本日のプログラム、まちあるきマップ、ランチマップ、西洋館冊子を配布。まず、最初に竹内農場西洋館にご案内し、前田理事長が西洋館の特徴や歴史的な背景について説明しました。西洋館見学のあとは13時30分のゼミ開始まで自由行動で、重要文化財多宝塔は必見場所とし、登録文化財小野瀬邸、登録文化財赤レンガ門塀、旧高松家石蔵は案内人を配置しているので、ぜひご覧くださいと説明しました。そして、各々市街地方面に向けて車で移動。1時30分、市役所別棟会議室でのゼミは地元からの参加者が増え、約40名が出席でほぼ満席となりました。主催者挨拶、龍ケ崎を代表し中山市長の挨拶。そして基調講演は二村 悟先生(工学院大学総合研究所客員研究員)の「近代化遺産を活かしたまちづくり」で、「荒々しくも純朴な人情と見栄っ張りな面影を残すまち、龍ケ崎」と、素敵なキャッチフレーズをいただきました。10分間の休憩の後、市民団体の活動報告が行われ、地元より、私がNPO建物保存会を代表して5分間スピーチし、そしてディスカバリー真壁、NPO小川町創り文化プロジェクトの皆さまに活動報告していただきました。この度のゼミで、まだまだ捨てたものじゃないぞ、龍ケ崎、ということがよくわかりました。そして最後は懇親会で盛り上がりました。半年間かけて準備を進めてきたので、盛会に終わり、ほっとしているところです。ご協力頂いた皆さま、ご参加頂いた皆さまありがとうございました。
コミセンウォーキング「龍ケ崎市街地を歩く」
龍ケ崎・まちづくりつなぐネットによる、八原まちづくり協議会主催、NPO龍ケ崎建物保存会協力で開催のコミセンウォーキング「龍ケ崎市街地を歩く」の現地案内人を務めさせていただきました。晴天に恵まれ、参加者は18名、スタッフ2名の計20名。9時30分に赤レンガ門前に集合、主催者挨拶に続き龍ケ崎・まちづくりつなぐネットから市民活動センターの島村センター長の挨拶、そして案内人の前田理事長が今回のコースの概略を説明しました。9時45分ウォーキングがスタート、まず最初は目の前の赤レンガ門・塀の説明から始まり、筑波庵、旧小野瀬邸、龍ケ崎城跡周辺(竜ケ崎二高周辺)、陣屋跡、大統寺、八坂神社と巡りました。時間の関係でだいぶ端折りながらの説明になりましたが、下河辺に始まり、土岐氏、伊達氏と支配者が変遷する龍ケ崎の、骨格となる部分を見ていただき、郷土の歴史の一端を知って貰えたかなと思います。参加者の皆様、2時間半のお付き合いありがとうございました。次回は来年の1月20日、旧水戸街道若柴宿です。
