つくば市北条 登録文化財矢中の杜視察
NPO龍ケ崎建物保存会メンバー12名、マイカー3台に分乗し、午前10時龍ケ崎(市民活動センター)を出発し11時に矢中の杜に到着。
ここを管理するNPO法人“矢中の杜”の守り人の中村さんの案内で約1時間ほど本館及び別館を見学。12時30分、館内の一部を借りて取り寄せた仕出し弁当にてランチタイム。
1時から2時までは自由行動で、2時から北条ふれあい館、登録文化財宮本家住宅、国指定史跡平沢官衙遺跡も合わせて見学しました。
矢中の杜は昭和初期から戦後かけて、株式会社マノールの創業者矢中龍次郎(セメント防水剤製造法の発明者)が建てた、近代和風住宅です。豪華絢爛な意匠と発明家矢中氏の実験的試みが感じられます。所有者が矢中氏から一般サラリーマンに代わり、この豪邸の維持管理の資金調達に苦戦するNPO法人“矢中の杜”の守り人さんの頑張りにあっぱれ!!!!
登録文化財宮本家住宅宮本家は宮清という屋号で昭和30年頃まで醤油の製造販売をされました。北条に残る数少ない土蔵造りの店舗で保存状態も良く登録文化財に登録されています。現在も住居とし活用され、プライベート空間ながら、店舗は自由に見学出来るようになっています。
裏庭に回ると、こちらにも立派な土蔵があり、所有者の宮本さんは北条のまちづくりに一役買いたいと、この土蔵をコンサートホールに改造されました。土蔵だから音の響きがとても良く、かつてはウインフイルハーモニーによる五重奏が行われたそうです。定期的にコンサートを開いていましたが、今はコロナ禍でプライベートシアターになっているとのこと。