旧高松家石蔵資料展に向けて

NPO龍ケ崎建物保存会では「旧高松家石蔵資料展」開催に向けて準備を進めております。今日は波紋を呼んでいる軸荘された謎の古文書に理解を深めるため、龍ケ崎市古文書同好会の後藤さんに来ていただき、詳しく解説していただきました。

日本警察の父と言われている、川路利良の二人の部下である丁野遠影と植草直久が明治9~10年に書いた近重賢甚宛のに手紙であることが分かりました。当時の警察官のバイブルである「警察手眼」は川路の訓示を纏めたもので、丁野が植草に命じて編纂したそうです。大変貴重な資料となっておりますが、二人の手紙の宛先である、近重がいかなる人物か解明されておりません。そして、なぜこのような貴重な手紙が高松家の石蔵に保管されていたのか謎となっています。軸荘の古文書はほかにもう一点あります。

石蔵資料展は6月27日(日)AM10時からPM4時まで開催します。後藤さんによる古文書の解説は午後1時30分より40分程度予定しております。そのほか、資料展では大正元年の時事日報による明治天皇崩御の記事や、昭和10年農業祭関連の看板などの展示のほか、歴史民俗資料館秘蔵映像をお借りして、「昭和10年を写した幻の映像」の上映も行います。皆様のお越しをお待ちします。