旧高松家石蔵2階の状況確認

当会有志で龍ケ崎市内新町の「旧高松家石蔵(商工会所有)」の2階部分の状況確認を行いました。この石蔵は昭和8年建造、築87年という歴史的建造物で、以前は市民有志による石蔵Rebirthプロジェクトを立ち上げそこで活動しておりましたが、現在は当会が保存調査活動をしております。

思ったよりも傷みもなく、土埃こそ溜まっているものの主だった品々は辛うじて損傷を免れているようです。来年春には2階を使い、昭和初期から高松家が龍ケ崎でどれだけ栄華を誇っていたかなど、具体的な資料作成を進めなくてはなりません。と、それより前に、積もった土埃の清掃作業から。年明け早々、新聞紙を湿らせ千切って掃き取る清掃から始める予定。ちなみに、高松家はあんパンの木村屋でお馴染みの木村家と婚姻関係にあり、当時の結納に交わされた品々の目録なども残されています。高松家は砂糖問屋として成功を納め、戦後は沖縄(当時は琉球政府)の石垣島のパイナップルの缶詰などの「輸入販売」も手掛けていたようです。高松家はその後商売に陰りを見せるようになり、紆余曲折を経て廃業。平成22年に発生した東日本大震災で家屋に大きな被害を出し、母屋は取り壊され石蔵だけが取り残された形となっています。この石蔵の物語性と敷地の広さなど好条件もありますので、ここをなんとかしておおくのかたがたに活用していただける施策も考えつつ、今後活動に力を入れていこうと思っております。

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