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保存推進事業
明治の古民家
明治3年建築の古民家。樹木に囲まれた約300坪の敷地に建つ大きな萱葺屋根(現状は瓦スタイルのトタン)の平屋住宅。畳の部屋が8畳、8畳、10畳、10畳と田の字型で、その南側を玄関から廊下で囲む形になっています。勝手口は土間で、かつては炊事場と竈があったと考えられます。屋根裏の一部は蚕室となっているため、勝手口隣の10畳の間の天井がやや低くなっています。
不動産業者は建物を解体し宅地として販売する予定でしたが、 当屋敷の現所有者(非公開)は 、この貴重な家屋が消滅するのが忍びなく、活用のため私財を投げ打って購入されました。
現在は修繕中で、当NPO法人は所有者の利用方針を尊重した上で、空いたスペースでのイベントや会議など活用を念頭に修繕整備に協力をしています。