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保存推進事業
旧高松邸石蔵

所在地 茨城県龍ケ崎市新町4099

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関連イベント 旧高松家石蔵資料展

龍ケ崎市商工会所有の石蔵で現在はNPO法人竜ヶ崎駅前コムハウスが管理・運営をしていて「石蔵まつり」というイベントを定期的に開催しています。
当NPO法人は、主に二階の管理と資料の整備及び見学会など開催し石蔵の情報発信をするとともに、文化財としての調査をしています。

資料整理の過程で発見された大正元年の時事新報。明治天皇の御大葬の模様を伝えています。この発見は毎日新聞のでも記事になりました。

大正元年時事新報
毎日新聞

旧高松邸石蔵は昭和8年建設の大谷石で造られた石蔵です。構造は2階建てで四隅にバットレス(補強のための控え壁)を配しています。大谷石の材質は優れていて保存状態も良く、文化財としての価値は充分備えています。(専門家意見)波打っている土間も貴重なものとなっています。

高松商店は松屋の屋号で呼ばれ、砂糖の元締めをした豪商でした。また木村安兵衛を輩出した木村家と姻戚関係があります。
旧高松邸敷地には三笠宮来龍碑が建っています。これは三笠宮殿下が昭和12年(1937)に千葉県習志野市で行われた軍事演習視察の際、高松邸にご宿泊された記念碑であります。書いた人として公爵近衛文麿の名が刻まれています。これだけでも高松家が龍ケ崎屈指の豪商であったことが分かりますが、高松彰一郎は女化で農場を開き、自らの土地に明治天皇近衛砲兵大隊演習(明治17年)の叡覧を記念した石碑を、大正10年に建立しました。

石蔵2階
石蔵1階