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保存推進事業
小宮山邸(解体)

所在地 茨城県龍ケ崎市砂町 5131(現状は更地)

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当NPO法人は、この文化財級の建造物を登録文化財申請に向けて調査をしました。そして様々な保存方法を模索しましたが、平成21年11月(2009)、諸般の事情で解体されました。現在は更地になっています。
なお、解体された資材は、那須・塩原方面の個人宅にて活用されているそうです。

小宮山商店は明治の頃より、肥料、塩、氷などの小売商を営んでいました。近年営まれていた氷商は平成14年まで続きました。
小宮山家は元々お近江商人の出で、建物はその特徴と言うべき、質素堅剛に造られていました。また、長屋門を備えていたことも特徴の一つです。
登記によると明治23年に建てられたそうです。
各部屋の襖は、客間に六歌仙の絵、子供部屋には花、鳥、富士と、趣向を凝らした絵が描かれていました。

失われたものは仕方ありません。写真で残せたことはせめてもの救いです。

室 内

奥の間から裏庭を望む 曲線を描いた梁 帳場
金庫 揚げ戸 風流な雪隠
襖絵 襖絵 女中部屋

外 観

長屋門 長屋門をくぐると 裏庭より